2018年8月11日土曜日

加計呂麻島・請島・与路島チャーターツアー募集



◆ 今年の離島郵便局めぐりイベントは秋もあります!

今年5月に香川県の離島めぐりツアーを開催したばかりですが、秋にも別のツアーイベントを開催することとなりました。
今回は奄美大島の南部に浮かぶ加計呂麻島と請島、与路島の3島をメインにした奄美大島縦断コースです。船と車の2つの乗り物を使い、奄美周辺でも回るのが大変な請島・与路島をカバーする旅。興味がある方はぜひこの機会にご参加下さい。


◆ 今年がまさに旬の奄美大島

本来なら来春にするべきところをなぜ今年にやるのか?

それはちょうどスカイマークが今年の8月から「中部国際-鹿児島」と「鹿児島-奄美」の2つのルートで就航させるので、この機会を逃してはならないという事情があります。

主催者が中部国際空港使うからという個人的な事情とはいえ、鹿児島-奄美も就航するので東京からも関西からもわりと手軽な費用でアクセスできるようになったと思います。

今年は大河ドラマで西郷隆盛の物語が放映中で、西郷が島流しにあった奄美の島々がにわかに脚光を浴びている中、観光についてもまさに旬という感じのエリアだと思います。

郵便局めぐり的な見地から見てみますと、奄美は年々人口減少が進行し、とくに瀬戸内町は過疎化が深刻なのですが、住民の少ない地域にも郵便局はしっかりと根を張ったネットワークを形成しているのか、これがなかなか廃止されることがないという不思議なエリアです。特に今回訪れる与路島は人口80人余り、請島は約100人しかいないのに直営という状態で、集配機能も失われた今、いつ廃止になってもおかしくないという状況です。

【参考】 瀬戸内町周辺の郵便局マップ
https://r3.quicca.com/~postal/areamap_main.php?nl=28.0311153&el=129.2341031&maptype=c&route=1



移動に困難を極める定期船 「せとなみ」 のダイヤ

古仁屋港からは加計呂麻島に向かう船のほかに請島・与路島に向かうフェリーが別で出ており、この船は 「せとなみ」 と呼ばれています。

「せとなみ」の運行は全国の連絡船でも大変珍しい、日によってダイヤが変わるという仕様で、平日が2便、土日が3便と、本数すらも変化するという難解ぶり。
いちばん厄介なのは、平日は早朝の便で島に渡るとその日のうちに古仁屋に戻ることができないというとんでもないダイヤ構成です。  



月曜日のダイヤ

火曜~金曜日までのダイヤ

「せとなみ」 の運航ダイヤグラムは観光客には理解困難な中身なのでわかりやすく図にしてみました。

月曜日の2便は与路で泊まってしまうため、古仁屋に戻ることができない恐ろしいダイヤ。
そして火曜日は早朝から与路を出発するも2便はまたしても与路島泊まりのため、外部から乗り込んだ者は脱出できないという頭の痛くなるようなダイヤとなっています。
 
これだと通常は早朝の便で一つめの島に渡り宿泊、翌日隣りの島に移動してまた宿泊という感じに、2島回るのに2泊を伴う過酷なスケジュールが待っています。
そのため通常は与路島と請島の間を5000円払ってでもチャーターで移動しないと大変なことになるでしょう。

唯一、1日のうちに2局を回れるチャンスがあるとすると、一年に2週間ほどフェリーがドック入りしたときに代船ダイヤとなるため、その時に与路の折り返し時間と、池地での10分の停船時間を狙っていくという方法がありますが、この代船というのがどう見ても12名しか乗れないような小船なので運が悪いと取り残されて島から脱出することができなくなってしまいます。

あと、今年の代船ダイヤは梅雨の時期にあたっているためか欠航しまくりですね。
定期船の運航情報用twitter



◆ チャーター船の頼み方とその料金

チャーター船は古仁屋に海上タクシーの組合の事務所が2つあり、どちらかに頼めばいいそうです。値段は区間ごとに取り決めがあるようなので船によって料金が違うというものではないらしいです。どちらの事務所にも電話にかけてみましたが言葉が通じにくい感じなので、とりあえず与路方面をカバーしている於斉丸さんと、よしい丸さんを紹介してもらいました。

チャーターは古仁屋からも出せるが値段は高くなってしまうので加計呂麻島の伊子茂(いこも)という所から出すのが一番いいとのこと。

お値段は、伊子茂→与路が30分で6000円。与路→池地が20分で5000円。
池地→伊子茂が25分で5000円。
伊子茂から2島を回って伊子茂に戻るコースで計16000円かかります。

また、西阿室から出すこともできるのですが、総額が19000円となり、しかも池地から40分くらいかかることになるので時間もお金もかかることになると。
船長さんの話では、伊子茂から西阿室まで車で15分くらいだから、船で行ってもあんまりかわらないよという情報をいただきました。

ということでチャーター船は伊子茂発着にいたします。



加計呂麻島での移動

伊子茂港まで戻ったあとは加計呂麻島の局めぐり。
西阿室、実久(さねく)、押角(おしかく)、諸鈍(しょどん) と4つの局を丹念に回ります。
局の間が10キロ以上開いている所もあり、また、あまり道路事情もよくないことからスムーズに回れるかどうかわかりません。ただ10年くらい前に比べると格段に道はよくなったともいわれているので大丈夫でしょう。

加計呂麻島で借りる車は軽自動車しかないので、それで回ります。
フェリーに車を載せるとフェリーが欠航になったときに大変なことになってしまうためということもありますが、値段もたいして高くはないので生間(いけんま)港のレンタカー屋で借りることにします。



◆ 古仁屋港帰着後の行程

古仁屋帰着後は、港に駐めておいたレンタカーで空港方面へ向かいます。
2時間程度の時間が残っているはずなので、道中の郵便局に寄りながら何局か回れると思います。
そして、空港に到着して当日帰宅の参加者を見送ったあとは、また古仁屋に戻って連泊します。

一日目の行程としては空港までなので、ここで一旦解散。
給油を行ったのち、ここまでの費用を精算します。



◆ 2日目 (予備日) の行程について

2日目は、奄美大島の西海岸をメインに局を回る予定。
大島では一番の僻地にある西古見郵便局がスタートするのが一番効率がいいかなと思いますが、西古見から背後の山を越えて阿室方面に抜ける林道があるらしいので、半島を越えて宇検村方面にショートカットできるかもしれません。
(林道が通行可能になっているかはその時の状況次第。台風後は通行できなくなっている可能性が高いです)

その後は名瀬に向かって沿線の郵便局に寄りながら空港へ。
給油・レンタカーを返却して2日目の費用を精算し、解散となります。

ちなみに1日目に与路へ船を出せなかった場合、この日に再挑戦することになります。、


◆ 0日目 (前日) の行程について

今回は古仁屋港を朝早くに出発するため、当日に奄美入りしていたのでは間に合いません。
よって必ず前日に古仁屋周辺に宿泊してもらう必要があります。
また、奄美空港から古仁屋までは大変遠くてもバスでも2時間以上かかり、しかも決して安くはありません。なので前日に空港でレンタカーを借りるついでに車で古仁屋まで同乗するようにします。ここでかかる費用も参加費の中に含めています。
奄美空港に到着する時刻は人によって前後すると思いますが、車は2台ありますから、うまく調整して乗り合わせをしようと思います。帰りに関しても同じように空港まで同乗します。

古仁屋での宿泊先については指定しません。各自好きな所にご宿泊下さい。
私は一泊2500円の一軒家みたいな宿に泊まりますが、そこで同宿でもいいということでしたらこちらで申し込みをしますのでご相談下さい。


◆ タイムスケジュール


※ 時刻はその時の状況によって前後することがあります。
※ 奄美空港で解散後は、2日目の参加者だけで古仁屋に戻ります。
※ 古仁屋港、生間港での待ち時間が長すぎる時はチャーターする可能性があります。


◆ 料金の内訳と参加人数ごとの予想金額

およその金額について見積もらせていただきました。
4名までと5名以上で車の台数が変わるので見積もりが違ってきます。
燃費については精算してみないとわからない所がありますが、レンタカーについては今の時点の予約した金額で見積もっています。(2台の値段が違うのは車種の違いとかもあります)

 


つぎに、参加人数で割ったときの見積り金額はこちらになります。


燃費など実際にやってみなと分からない費用があるので、あくまでも計画段階での見積もり金額であることにご留意下さい。

また、募集開始段階ですでに4人の参加者が決定しているのでこれから募集するのは5人目からの見積もりとなります。
ご覧のとおり、5人の場合は車輌をもてあましてしまうので、仲間の人たちをお誘い合わせの上参加されるとよいかと思います。ちなみに船の最大搭乗人数の12人まで参加できますよ。


◆ メモ 懸念事項等

チャーター船の船長曰く、9月から10月にかけては海は安定しているそうですが、こればかりは予測がつかないので、台風がやってくるなどした場合は中止することもあります。
また、奄美周辺は外海なので波が予想以上に高いです。船が苦手な方は注意してください。


◆ 申し込み方法

参加はどなたでもウェルカム。1日目だけでも2日目込みでもどちらでも構いません。
ただし、飛行機の便に限りがあるので、自分が利用する最寄りの空港へ帰着できるかどうかよく確かめてからにした方がいいと思います。すでに帰りの便の座席が埋まってきている可能性もあるので、覚悟を決めて前売りを買ってしまうくらいの勢いで参加してください。


参加希望の方はメールかtwitterのダイレクトメッセージで。
名前と、参加日数(1日 or 2日)と、行き帰りの方法についてお知らせ下さい。

また、ツアーの内容に関して提案や相談などありましたらなるべく調整したいと思います。

メール ⇒ inukugiya@gmail.com
twitter ⇒ https://twitter.com/inukugiya



◆ 奄美への飛行機の便について

行きは3連休で時間に余裕があると思うのでいいのですが、帰りの便は18時以降になってきますので、利用できる便が限られてきます。

1日目 (9/25) に帰る場合
 奄美空港から ⇒ 鹿児島 福岡 関西
 鹿児島空港から ⇒ 関西 中部 羽田/成田

2日目 (9/26) に帰る場合
 奄美空港から ⇒ 鹿児島 福岡 関西
 鹿児島空港から ⇒ 関西 中部 羽田/成田

奄美からの東京方面直行便は昼間に出る便なので、基本的には鹿児島空港乗り継ぎとなり、そこから東京、関西、名古屋方面への便があります。

既に満席の便もあるので参加される方は早い目に航空券を手配しておいた方がいいと思います。

ちなみに中部への便は余りまくっているのかとても安くて、私は往復で14820円しか払ってませんから東京に新幹線で行くより安いですね。


◆ その他

台風の到来などで飛行機が飛ばずに帰れないとか、当イベントを中止せざるを得なくなったときに被る損害については一切負いません。
また、開催日を延期することもないと思います。
とりあえず天気ばかりはどうにもならないので、天に祈るしかないと思います。


◆ 関連リンク

あまみ便り 奄美大島探検図(2018年夏)
http://www.amami.com/map

たびらい 「加計呂麻島 おすすめ観光と楽しみ方」
http://www.tabirai.net/sightseeing/tatsujin/0000009.aspx

海の駅駐車場有料化
https://kyurajima.exblog.jp/18353844/

宇検村 林環境保全整備事業 林道の整備に関する資料
http://www.rinya.maff.go.jp/j/sekou/hyouka/pdf/24ape151.pdf

郵便局訪問記 2002年11月の記録
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/sntree/saving/record/200211.html

瀬戸内町 宿泊施設一覧
http://www.town.setouchi.lg.jp/kankou/kan/shukuhaku.html


0 件のコメント :

コメントを投稿