2017年6月23日金曜日

【局めぐり記】 忽那諸島局めぐりツアー (後編)



5月29日に行われた忽那諸島をチャーター船で回るツアーのレポート後編。
中島まで順調に進んでいた局めぐりが突然の出来事により人命救助に・・・
ちょっと予定を変更して、逆の順序で回ることになった後半戦。
14時も回って残り2時間を切ったところであと4局を残すところとなりました。


http://postal.kiramori.net/routemaker_map.php?id=31&zoom=13&nl=33.91893870784413&el=132.7059327838135


◆興居島
三津浜港から目と鼻の先、10分程で辿り着けるお手軽な離島 「ごごしま」
1000人あまりの人口ですが、最近は観光地として地味に知られつつあるスポットです。
忽那諸島の中には含まれませんが、今回ついでなので行程に組み込んでいます。
この島は由良港・泊港の2箇所から頻繁に船が出ており、そんなに行くのはそれほど大変な所ではないため、今回の参加者のうち2人は既訪でした。

9局目 松山泊郵便局
泊の桟橋から5分くらい歩きます。
途中に小学校の建物がありますが、これは廃校になってしまった泊小学校の校舎で、今はカフェに改造されています。そして、それを過ぎてまた3分くらい歩いた所らへんで右の路地に入ると郵便局があります。地図がないとちょっとわかりづらいです。

14時25分 郵便局到着。
局内は大人しい女性の局員さんが一人。処理は淡々と進みました。

続いて今度は島の北寄りにある由良港桟橋に到着。
興居島は松山市街からわりとすぐに渡れる所にありますが、海は本当にキレイです。
というか愛媛県はどこもかしこも海はキレイ。
伊勢湾の褐色の海を見ている者としてはこの青さだけでも羨ましく思います。



10局目 松山興居島郵便局
桟橋をまっすぐに突き進むとAコープのスーパーがあるので、そこの向いの道をズンズンと進んでいくとすぐにありました。14時50分頃到着。

こちらは局員さんが3人いたと思います。先客も2人くらいいました。
この日まわった郵便局の中で丸ポストが立っているのはここだけでした。

興居島の民家。どこも立派な門構えを持っていてただの貧乏な漁村にはない感じ

港のそばにスーパーがあるのでわりと華やか
手書き感のあるカラオケ屋の看板

桟橋に戻るとちょうど高浜からやってくるフェリーがやってくるところでした。

 
・・・・・・。



・・・・・・!

ドカーン!

おいおい、ちょっと桟橋にぶつかるだろう、という感じで船がこっちに突き進んできて、なんと本当に桟橋にぶつかってきました。そして船首を桟橋に押しつけながら船体を90度回転させていきます。

ちなみにあいらんど号はバスフロート船というタイプのフェリーで、車を載せても航送中もいちいち車から降りる必要はありません。

また、興居島については観光マップがあるので興味ある方はこちらをご覧下さい。
この島は最近なぜか、女子 (じょしと読んでください) と外人に受けているらしくて、今回も公園の遊具で遊んでいるゴッツイ外人さんを見かけました。
この島には例のホバーボード (googleのCMにあったアレ) を貸してくれる所があるらしく、あのサイバーパンクな乗り物を体験できるようです。

15時ちょうどに由良港出発


◆睦月島
15時15分、睦月島に到着
1月のことを旧暦では睦月 (むつき) と言いますが、こちらの島は 「むつき」 ではなくて 「むづき」 と読みます。
私が調べた限り、この島に関しては 「むづき」 と読むことで一貫していました。
ちなみに駆逐艦の方は 「むつき」 です。

桟橋から島内に向かっていくと、海に向かって黄昏れているおじいさんを発見。
こういう風に老いていくのは羨ましい

この島は興居島や午前中に回った島に比べると漁村としての雰囲気が薄くて、商店のような建物が多いような気がします。睦月島と野忽那島はあまり漁業に向いておらず、農村としても微妙なところだったために他の島と比べて不利な土地でしたが、近世より反物の行商で島の外に出て行く人が多く、そこで成功して財を成した人も多いと聞きます。

しかし、反物の行商はどんどん下火となったため、今は柑橘類の栽培が中心の元の農村に戻ってしまっています。

11局目 睦月郵便局
コンクリート造りの頑丈な局舎で、一見しただけで集配局だったとわかる建物。
2006年まで集配局だったようですが、周囲の路地はけっこう狭くて、車が入ってくるのはけっこう大変な立地です。
局内には若い男性局員ばかり3名がお出迎え。なぜこんなうら寂れた島に若い人が3名も・・・と言う感じですが、処理がサクサク進むので有り難い限り。
参加者の一名が旅先から出すハガキだという、厚さ2センチくらいある束にせっせと消印を押してくれました。


港のすぐ横にある幼稚園に園児の気配は無い
港はただ広い空間が拡がる

睦月島の見どころといえば、ネコらしいのですが、今回は一匹も見かけませんでした。
ネコを見るためだけに島に渡る人もいるらしいです。
逆に言えばそれ以外特に何もないし、廃屋だらけだし、商店は閉まっているしで、けっこう不便な所なので来るときは食料を忘れず持ってくるようにしましょう。

 15時35分 睦月島を出発。


野忽那に向かう船上からは大型タンカーが悠然と海の上を進んでいくのが見えたので、望遠レンズで狙ったんですが、船の揺れが激しくてまともな写真は撮れませんでした。

◆野忽那島
本日最後となる離島 「のぐつな」と読みます。
だいたいこの地名が読めるのは忽那水軍という中世の頃にいた海賊衆について知ってる歴史マニアくらいだと思いますが、最近は忽那汐里さんというタレントさんが出てきたのでそのおかげで読めるという人も多いはず。ちなみに忽那さんはオーストラリア出身の日系人です。
でも忽那という苗字は確かにこの辺りで水軍を張っていた一族の末裔で、元を辿れば平安時代、藤原の流れを継いでいるという由緒のある家系です。

そして野忽那島というと、元は純粋な漁村でしたが、睦月とともに反物行商が盛んになるや、島民のほとんどがこれに従事して一時期は1500人を越える島民が棟を寄せて住んでいました。
そして、行商が廃れるとまた元の漁村に戻ってしまい、今は200人ばかりが住む小島となっています。

ようこそ野忽那へと書かれた看板がやや内股気味で歓迎してくれます。

小学校前の道路。小学校は8年くらい前に児童が居なくなって休校。

島の至る所に干してあるこの赤い毛のような謎物体はテングサだそうです。
知らないとただのゴミに見えてしまいますが、これを取ってくるのは大変だそうで、海中に素潜りして海底からもぎ取ってくるものなのだそうです。

さらにこうして天日に干すこと一週間、何遍も水をかけて乾燥を繰り返すことでやがて漂白され、トコロテンとして食卓に上りますが、元はこんな物体なんです。

12局目 野忽那簡易郵便局
16時直前となりましたが何とか本日の全行程を訪問することができました。
郵便局は海に背を向けるように建っている漁協の事務所が受託しています。

今回のツアーで、事前に訪問局にはいついつ何時に伺うという予定時刻を伝える便りを出していましたが、唯一この局からは返事が届いていました。
ところが、私が旅先に出ている関係で、同居人が郵便局の名前を読むことが出来ず、「松山の簡易局から手紙が来てる」 という程度しか伝えられていなかったので、ここの局長さんから出されたものだということをこの時点では知りませんでした。

局長さんは予定時刻になっても現れないのでソワソワしていたようですが、いろいろとあって16時ギリギリにやってきた我々をお菓子と缶コーヒーで丁重に出迎えてくださいました。
(なぜか船長の分と、もう一人分多い10人分も用意されていました)

さて、ここで局めぐりツアーも終わりに近づいてきて、一同は一仕事を終えたみたいに脱力しながら、待合所を覗いたり、港をぶらついたりしていました。

フェリーターミナルに戻って写真を撮るとなると朝撮ったものと同じ構図になってしまうので、この島で集合写真を撮ることに決め、船長と一緒に船に戻って例の看板を運び出しました。
(こいつは朝ターミナルから撤収したあと、一日中船内の客室に居座っていました)

で、これが撮影後に桟橋に放置された様子です。
かなり変な画なので、バシャバシャと写真に撮られまくっていました。

ちなみにコレ、某所で1000円で売られていたもので、誰も買い手がつかないので自分が買い取りました。
送料の方が高かったです。
しかも、予想以上に実物は大きくて、しかも6キロあって車に積み込むだけでも大変でした。
蛍光管をつければ点灯するはずなので、また時間があったら整備してみようと思っています。



さらば野忽那島
さらば忽那諸島・・・

三津浜港の少し手前で見えるのは梅津寺 (ばいしんじ)
10年ほど前まではここに遊園地があって、学校の遠足といえば梅津寺か砥部動物園かというぐらいに愛媛県人にとっては馴染みの深い場所。

参加者の誰かが言っていましたが 『東京ラブストーリー』 の最後の方でハンカチを結びつけたりしているシーンが梅津寺だそうです (これ知ってるのは年配の人ですね・・・)

遊園地の跡は何も残っていませんが、駅は当時のまま変わっていません。

本日3度目の三津浜港ですが、今度は船を着ける所がないので、知らない船に横付けして、その船を通過するようにして桟橋に上陸。

船長さんどうもお疲れ様でした。
当初、島で係留することができないので沖出しして待っているという話しでしたが、ちゃっかり郵便局まで同行して記念写真を撮っておられました。

さて、ターミナルで解散すると、ちゃあ氏含む3人はタクシーで移動するということで、残り4人は港に駐めておいたマイカーで松山中央局にむかうことにしました。

そう、まだ18時まで開店している郵便局があるのだから行かなくては勿体ないのです。

本日最後の郵便局 松山中央郵便局
郵便局のまわりは一方通行だらけでなかなか手強いところです。
しかも駐車場らしきところが5台分くらいしかない上に満杯だったので、しかたなく少し離れたコインパーキングに入れました。100円貯金するのに100円払ってます。


あとでわかったことですが、郵便局のまわりの3箇所のコインパーキングにいれればタダでよかったようです。

さて、このあと同乗の3名は松山空港から帰る者2名、空港で車を借りて明日に備える者1名なので、とりあえず松山空港まで送っていって、そこでお別れしました。

ということで、これにて局めぐりツアー当日の報告は終わりです。



◆総括


今回のツアーへ料金は、最初にプランを出したときから増員を経て10万を超えていますが、8人で割るので一人あたり13090円になりました。
すでに定期船利用での費用見積りも以前の記事で出していますが、中島汽船は運賃がとても高い。中島の人も日本一高いと思っているらしい、島民割引というのもないらしいのですが、とにかく高速船で津和地から往復するだけで4000円以上しますし、全島回るとなると2日は最低でも必要。
さらに今回は柱島という難所を押さえているのでこれでもずいぶんと安く回れたと思います。

チャーター船の価格というのは需要や業者の多さなどで地域でマチマチですが、忽那諸島は定期船が高いのでチャーターも高くなります。因島や香川の瀬戸内あたりは業者が多いのでもう少し安くいけたでしょう。
しかし、今回チャーター船主のあいらいん様には大変お世話になりました。
直前での増員と4度に渡るプランの提出、中島での車の用意など色々とお世話になりっぱなしでした。

実は、私たちがツアーをやる少し前に、一人のお客さんを案内したことがあったらしく、半日コースを利用し、浮島にも連れて行ったようです。
(半日だと全部は回れないので、睦月・野忽那は定期船で繋いでいると思います)

確かに一人なら処理に時間が掛からないので半日でもけっこう回れると思いますが、半日45000円に消費税もかかって5万近くも払って局めぐりというのはなかなか真似の出来るものではありませんから、もし興味のある方は同好の人数名で回られるのがおすすめです。
今回のプランなら確実に回れるので、船長に同じようにしてほしいと伝えるだけで簡単に開催できます。
あとは、事前に訪局先にお便りを出して根回ししておくとスムーズに進みます。
また、同行者が多い場合は事前の用意は万端にしてもらわないといけませんから、特に記念押印をされる方がいたら事前に郵便局に印のスタンバイをしてもらったり、郵頼で返却するように仕込みをしたりと入念な準備が必要です。
今回の参加者はその辺をよく理解してくださったので予想以上にスムーズに進みました。
本当に最後の一局まで回りきれなかったらどうしようかと心配ばかりしていました。
また、参加者の皆さん、ちゃんとした大人な方ばかりで (当たり前ですが) とても安心しました。
事前にきちんと道も予習しているのでガイドする必要もなく、急な行程変更があってもまったく動じたりしません。

離島を熱心に回られている人の中には悪天候のせいで島に幽閉されてしまった経験の方もいるので、ある程度おおらかでないとやっていけないのかも知れません。

参加者の個性もさまざまで、いろいろとディープな情報を仕入れることもできたので大変楽しい一日を過ごさせていただきました。重ねて感謝いたします。


◆次回予告?
さて、今回の旅で燃え尽きてしまったので、次どうするのかということを考える余裕はありませんが、次回の予定としては、構想はほぼ決まっています。
以前にちょっとだけ取り上げたのに結局実行に移さなかった香川県の離島の攻略を実行します。

 香川の離島はわりと回られている方も多いと思いますが、私自身が全然手をつけていないことと、全島を隈無く行った人はなかなかいないであろうこと、香川県は離島さえ押さえればほぼ制圧したようなものです。あとは、芸術祭が始まると定期船に乗れないくらいに活況を呈するので、それまでに行っておきたいということもあります。

香川のチャーター業者は多いので、一日チャーターしても5万とかでいけるところが有るらしい・・・そうすると見積もりを入念にかけてみるのも楽しそうです。
それでは、また来年を楽しみにしていてください。

また、他に行きたいところとかありましたら検討してみますので具体的なプランをお待ちしています。


 
おわり




2017年4月27日木曜日

土日に開局している簡易局 & 休業日に関する小ネタ

土日に開局している簡易郵便局のリストを追加しました。
http://postal.kiramori.net/view_kani_sunday.php

これはもともと簡易局の休日一覧で公開しているリストのハッチング処理が、土日祝は全部休みという考えに則って作られていたんですが、よく考えてみれば土日に開局してる簡易郵便局のあるのではないか、少なくとも山頂の郵便局はシーズン中は無休でやってるのだから休日扱いにしたらマズいんじゃないかということに今頃気づきまして、そのついでに一覧化してみたものです。

山頂局はもとより、意外な郵便局が土日営業されてますね。
ただ、どの郵便局も貯金窓口は開いていないので局めぐりをやる上ではどうでもいいですけどね。
なので、これまで誰からも指摘とかされませんでした。

各務原大島簡易郵便局
ここは行ったことないですが、どうやら園芸専門店がやっているみたいで、日曜と木曜定休。
貯金業務は2008年に再開した時からずっとやっていません。
それ以前も農協受託だったので貯金は扱っていませんでした。

大津簡易郵便局
(静岡県島田市)
ここも貯金不可のせいであまり気がつかない存在ですが、自動車修理工場が兼業しています。
こちらは日曜と水曜定休。 ここもやはり移転するまでは農協の受託でした。

これが大津簡易郵便局の外観です。
実際に現地で見つけるのには相当苦労しました。
自動車修理工場という予備知識がないと郵便局だと認識するのは困難なので、おそらく地元の人も知らないんじゃないかと思います。ポストも無いし。

豊橋福祉村簡易郵便局
土曜は半日営業していてATMも完備している簡易郵便局です。
福祉村という福祉施設がパビリオン式に点在する広い敷地の中にポツんと建っています。


そして...
すでに一時閉鎖になっている局にも土日に営業している郵便局がありました。


一志川合簡易郵便局
(三重県津市)

ココストアの中にあるので毎日営業していました。
2009年に移転再開して、2015年11月25日に一時閉鎖しました。
休日の備考欄には1/1は休業とだけ書かれているだけでしたので、一年のうち364日は営業を続けていたことになります。
ちなみに今このココストトアがどうなったのかよく知りません。近所なのにあまり行く用事がないので・・・
少なくともココストアは2015年にファミリーマートに吸収されてしまい、順次ファミマ店舗に改装との報道でしたが、ここは地図上で見る限りヤマザキショップに鞍替えしているようです。


甲楽城簡易郵便局
(福井県南越前町)

こちらの郵便局はなんと魚屋が兼業しているという珍しい形態でしたが、残念ながら4月1日をもって一時閉鎖となりました。局名は「かぶらき」と読みます。
貯金不可なので一切気に留めていませんでしたが、水曜定休を除いて、あとはほぼ毎日営業していたようです。
結局最後まで貯金を扱うことがなく契約満了となりましたが、また再開したあかつきには貯金窓口も開設してもらえるとありがたいですね。


以下、今回の改修をしていて気づいた小ネタ色々・・・



◆小ネタ1
博物館明治村簡易郵便局は営業日が難解すぎてハッチング対応できない
局舎写真はWikipediaより
博物館明治村簡易郵便局は全国的にも珍しい(唯一?)のテーマパーク内にある郵便局で、展示物の一部なのにちゃんと郵便局として稼働しているという考えてみれば不思議な存在の郵便局です。

博物館明治村の開村日については公式ページにてアナウンスされています。

こちらの休業日に当てはまらない日が郵便局の営業日ということになりますが、色々とシーズンによって定休の曜日が違うので理解するのが大変です。
おおまかには夏季は火曜定休、冬は月曜定休、12月はさらに火曜も休みなるので冬期は要注意ですね。行かれる方はよく調べてから行った方が良いと思います。

ちなみに郵便局の営業時間は9時30分~16時。
 ところが8月はなぜか10時からしか開きません。(なんで朝が早い8月にこんなにゆっくりしているのかはよくわかりません、ナイター営業もしないし・・・)
そしてさらに下に小さく添えられた文言 「入村は閉村時間の30分前まで」 にも要注意。

できれば朝一番に入って郵便局を訪問しつつも、ある程度村内を観光するなら12月~2月と8月以外の月の土日以外の日に9時30分の開村時間を狙っていくのがおすすめです。

明治村の郵便局がなぜかまだ訪問してないのですが、高校時代に社会科見学の候補地になったことがあり、私は断然明治村を推したのは言うまでないのですが、結局リトルワールドになってしまったという苦い思い出があります。その頃はまだオフライン貯金もやっていたのであえて土日に訪問する(平日だとオンライン処理になる) というのが通例でしたが、2003年の公社化にあたりにオフライン処理も全廃となってしまいました。

なお、この郵便局の建物自体は昭和42年まで伊勢郵便局(※)として使用されていた建物で昭和44年に明治村に移築され、そのまま本物の郵便局が入居するかたちで展示物の一つになっています。

※ 展示は 「旧宇治山田郵便局」 となっていますが、宇治山田から伊勢に改称したのは昭和30年のことで、市名が宇治山田市から伊勢市に変更になったのに合わせた改称になっています。

なお、入村料は大人1700円しますが、こちらのサイトにいくつかの割引プランが書かれていました。明治生まれはタダというのが凄いですが、これは少なくとも105歳以上ということになるので普通の人はまず該当しないですよね。
個人的に盲点だったのがJAF会員 (これだけで10%割引) のメンバーズ配信のパンフレットに半額券がついてくることがあるということで、タイミングがよければ850円で入場できるようです。



◆小ネタ2
その他、休業日が複雑な簡易郵便局の例 

カルルス温泉簡易郵便局 (北海道登別市)
8/8、8/15、体育の日(10月の第2月曜)の翌営業日及び翌々営業日、11/4、12/30~翌年1/3は休業

伊久留(いくろ)簡易郵便局 (石川県七尾市)
2/1~3、3/4、4/24、6/29、8/15~17、10/28、12/31~翌年1/3は休業

多賀佐目簡易郵便局 (滋賀県多賀町)
2月第1金曜日、8月第3金曜日、10月第3金曜日、12/31~翌年1/4は休業

恒屋簡易郵便局 (兵庫県姫路市)
毎週木曜、月末営業日(但し木曜日が5回ある月の月末は営業)、12/31~翌年1/3は休業

大谷簡易郵便局 (愛媛県大洲市)
1/18、2/18、3/18、4/8、5/18、5/30、6/10、7/10、7/25、8/14、9/10、10/13、11/2、11/15、12/15、12/31~翌年1/3は休業
(追記: 今年度から年末休みだけになった模様です)

八島簡易郵便局 (山口県上関町)
2/19、3/5、4/3、6/19、7/24、8/14~15、8/28、11/20、12/31~翌年1/3

営業は10時45分から、定期船が運休になると臨時休業というなかなか手厳しい離島局

石蟹(いしが)簡易郵便局 (岡山県新見市)
12:30~13:30、8/14~15、12/30~翌年1/3は休業
この郵便局は昼休み休憩が有ることを明示している、かつて簡易局で昼休みのある郵便局にぼちぼち出くわしたのに、今はほとんど見ないような気がします。

大熊簡易郵便局 (和歌山県田辺市)
2/15、3/15、4/15、5/15、6/15、7/15、8/14~15、10/15、11/15、12/29~翌年1/3は休業

ここに限らず、旧龍神村の簡易郵便局は変な休業日が設定されている事が多い。しかも15時には閉まるという。

半田簡易郵便局 (兵庫県たつの市)
毎月第1・第3水曜日、8/20~21、12/30~翌年1/4は休業

たつの市の簡易局も全体的に休みが多い、特に第3水曜日になると4局が休業になるのでよく調べておかないと思わぬ休業に出くわします。

九州管内と信越管内は不規則な定休日や盆の休業がほとんどないため、予想外の休業日に出くわすことはないのですが、逆に、休業日の融通が利きすぎてどこかしら休業日に当たってしまう可能性があるという都道府県としては高知県、愛媛県あたりが要注意です。




◆小ネタ3
初夏の一ヶ月間だけは土日営業になる山形の簡易局
どういう訳かは分かりませんが、以下にあげた山形県内の簡易郵便局は 「6/10~7/10」 の期間だけは郵便窓口を午後からだけ開くそうです。
開く時間もまちまちで14時から16時までという 「たった2時間だけ空けるの? 誰得?」 という郵便局もあります。

※ 読者情報によると、さくらんぼ出荷のピークにゆうパックの受け入れのために開局しているとのこと。

 新井田簡易
 鮨洗簡易
 寒河江宮内簡易
 天童原町簡易
 塚野目簡易
 下槇簡易
名前が変すぎるという理由だけで高校時代に訪問した鮨洗 (すしあらい) 簡易郵便局


 ◆小ネタ4
貯金の営業時間が一番長い簡易局は島根県の浜田神在坂簡易局

日本で一番長く窓口が開いている簡易郵便局がすでに閉鎖になった一志川合簡易郵便局であることは既に述べたとおり、ほぼ年中無休で9時から17時まで開いていました。

では、現役の局ではどうなのか、あるいは貯金がやってる所ではどこなのかというと、島根県浜田市にある浜田神在坂簡易郵便局になると思います。
ここは、17時まで貯金窓口が開いているという大変珍しい簡易局なんですね。

浜田市郊外のインター近くにある浜田神在坂簡易郵便局
見た目はごく普通の簡易局なのに貯金が17時というのがちょっと信じられなかったのですが、確かに営業時間の看板を見てみると間違いないです。


局長さんにこの件うかがってみたんですが、、

「契約したときにそうなっていたので・・・5時までやってます・・・」

と、素っ気ない回答が返ってきました。

なぜ全国でここだけが1時間も延長して窓口を開いているのか・・・それは現地でも詳らかになることはなく、開局時の契約に従いそのままになっているということだけがわかりました。

しかし、地元の人にこの延長営業のことはちゃんと知られているのかどうか。
島根県内では16時以降に貯金窓口が開いてるのは松江中央局と、ここしかないですよ。 
浜田自動車道をひた走って広島県側からもアプローチできてしまう立地。
まさに島根の地に神在りといわんばかりの存在です。

ちなみに16時以降も貯金窓口をやっているのは、この局の他に池袋西武簡易郵便局がありますが、ここは開場が10時なので、延長しているというより、営業時間が後ろ倒しになっているだけです。


2017年4月10日月曜日

【局めぐり記】 吉野川市中流から鳴門へ下る旅

http://postal.kiramori.net/visited_daily.php?dt=2017-03-07

小豆島から高松に渡った次の日は、徳島県の吉野川流域に場所を移して郵便局を回りました。

吉野川の上流域は2010年に2日間かけてざっくりと回りましたが、今回は7年ぶりにその続きを行くことになります。
この日は最終的に38局という途轍もない局数を訪問していますが、2010年のときも東祖谷村の一番奥から出発してつるぎ町にまで達するコースで35局。翌日は木屋平から徳島市内まで行って38局という具合に、かなりの局数を行くことができます。
それもこれも道路事情がよいというより、あまり車通りが多くないという徳島の特徴ゆえかもしれません。

1局目 東山郵便局
徳島県内には東山と名の付く郵便局が2つあって、一つは三好東山局と、この東山局です。
どちらもかなりの山奥にあるので、いつ無くなってもおかしくないなと思わせてくれます。

この集落は通りに沿って20軒ほどが建ち並ぶ寂しい所ですが、旅館がありました。
四国八十八カ所12番である焼山寺 (しょうさんじ) は遥か南の山の中にあり、序盤の難所になっているのですが、鴨島にある11番札所から焼山寺に向かう道の中間にこの集落が位置していることになります。なので、こういう山奥の寂しい集落にも旅人がやってくるのです。

郵便局は川の横にへばりつくようにあり、辛うじて車一台が駐められるようになっています。

http://postal.kiramori.net/routemaker_map.php?id=21&zoom=13&nl=34.03778196452832&el=134.2879035858154

今回の序盤戦は、東山をスタートして、西にぐるっと回り込む形で山間部をクリアし、吉野川沿線を徳島市方面(右側)へと向かっていくコースとなります。

3局目 久宗郵便局
2012年に移転したため新しいタイプの局舎になっています。
それまでは戦前に作られたのではないかという古めかしい木造局舎で営業していました。
今、その建物がないかと探してみたのですが、あったはずの場所にはもう何も残っていませんでした。(下の写真)


近くにはふいご温泉という入浴施設がある久宗地区。
この温泉はもともと銅山だったところから湧き出てきた温泉で、鉱山が廃鉱になったあとも温泉は滾々と湧き続けています。緑バン鉄泉という珍しいタイプのお湯で、550円で22時という遅い時間まで入れるのでけっこうおすすめです。

5局目 山川郵便局
小規模な集配局といった感じの郵便局で特に特徴はないのですが、ここに辿り着くまでの道がけっこうわかりにくいので気をつけてください。
郵便局を北へ抜けると踏切でJRを渡れるように見えますが、車の進入できない極小の踏切しかなくて、線路を越えるためには西側の道路から遠回りするしかありません。
進入する道路もギリギリの幅なのに、郵便局に出入りする車が次々に反対側からやってくるので大変な場所でした。

6局目 山瀬郵便局
現局すぐそばに洋館風の古い木造建物があり、元郵便局なのかのかもしれないと思いつつ、実は村役場の跡かもしれない (実はよくあるパターン) と思って、いちおう局員さんに確認をとったところ確かに郵便局だった建物だそうです。
それどころかわりと近年まで現役だったということで、壁面には当時の営業案内の看板がまだ遺っていました。

こちらのサイトによると大正2年築造で平成6年まで使われたそうです。
(郵便局の人もちゃんと答えられなかった情報で、よく調べられています・・・)

瀟洒な洋風建築のように見えて、頭上には入母屋風の屋根を頂いており、頂点にはズッシリとした鬼瓦が据えてある部分だけ見ると完全に和風建築。
出入口にポーチ (突き出た庇の部分) があるという形式は徳島県内の古い郵便局でわりとみかけますが、この造りは郵便局というよりも医院や役所を思わせます。

残念ながら扉がサッシの安っぽいものになってしまっていて残念。
おそらくかつては観音開きの重厚な扉があったのだろうと思います。

7局目 学 (がく) 郵便局
平成11年まで 「学島」 という名前でしたが、「学」 の一文字に改められました。


そして、こちらが近くにある学駅です。
明治時代に開業した頃から「学」だったので、郵便局の方が駅名にあわせた形になっています。
ここは入学祈願の切符が昔から有名で、郵便局も同じ恩恵にあやりたかったのかもわかりません。
(余談ですが、紀州鉄道の学門駅もこの辺の下心あって名前を変えたんじゃないかと思います)

ホームには桃か何かの花が咲いていました。
ちなみに、駅に来たのはトイレが目的でしたが、無人駅になって取り壊されたのか、どこにも見つかりませんでした。

駅に書かれている駅名の由緒です。

19局目 徳島庄町郵便局
いきなり局数が飛んでいますが、途中の郵便局が気持ちいいくらいスムーズに事が進みすぎたので特に書くこともなかったです。

この郵便局は旧街道沿いにある郵便局で、写真でも分かるとおり奥に細長い構造をしていますが、間口が狭すぎるせいでキャッシュコーナーの増設ができなかったらしく、入口を入ったすぐの空間に無理やりATMを置いて対応しています。ちょうど公衆便所の入口が狭い曲がり角になっているような感じです。
出入口が窮屈だと強盗が入りにくそうですね。

22局目 徳島入田郵便局
「いりた」 ではなく 「にゅうた」 と読むそうです。
徳島市の外れにある郵便局ですが、建物がヨットをイメージしたと思われる奇抜な屋根になっていて面白いです。

27局目 徳島かごや町郵便局

この郵便局は商店街の中にあるので自動車で横付けすることができません。
しょうがないので、商店街の横手にある道路上に駐めて訪れました。

しかし、郵便局で待っている間、車が2台ほど通りすぎるのを見たので、実はあまり守られてないのかもしれません。
(朝の10時まで通行可能で、それを過ぎると通行禁止です)


商店街の横断幕によると日曜祝日は駐車場が1時間無料とのこと。
郵便局を回る者にとってはあまり意味のない情報かもしれませんが・・・。

それにしても、下に書いてある 「街まで遊びにいけへんでぇ」 とはどういう意味なのか。
普通の関西弁でいえば 「遊びに行けない」 という意味に取れますが、そんなことをわざわざ書くのも変ですよね。ここで言うところの「街」 というのがどこのことを言っているのかにもよりますが、駐車場がタダになるから街に遊びに行けるという意味でないとしっくり来ません。


29局目 徳島昭和郵便局
徳島県庁の向かいにあります。
駐車場は局舎の左側を指定されていて、そこは近くのホテルのお客様用駐車場と書かれていますが、局の営業時間中はそこに駐めて良いというようなことが、局の入り口の所に書いてありました。

昭和郵便局の向かいには県警本部があり、その横には県庁があります。
県庁の中にはまた別の郵便局があるので、ここだけ郵便局密度が異常に高くなっています。
目と鼻の先というのがこれほどまでにピッタリなこともなので、歩いて行くことにしました。

 
 【参考】 徳島県庁付近の地図

駐車場を横切って進むと県庁の壁面が続いているところに出ます。
郵便局は写真奥のポストが立っている位置から入ればすぐであるということにあとで気がつきましたが、 この時は遠回りして正面玄関から入りました。
ポストの位置まで自動車が入ってきているので、入口の所まで車で乗り込んできても大丈夫かのように見えますが、付近には警備員が立っているので車を駐めていたら何やか言われると思います。

30局目 徳島県庁内郵便局

ここから徳島市街を離れて鳴門方面に向かいます。 

 
33局目 長原簡易郵便局
松茂町に入り、松茂郵便局から海の方に向かって3km進むとあります。
元は商店だったと思いますが、今はガランとした感じになっていて今は郵便局一筋。
裏には長原小学校の小さなプールがあります。

次の郵便局までは来た道を引き返した方が早いのですが、ここはあえて海岸沿いを北に進み徳島空港の滑走路の下をくぐるコースを進みます。
こうして見ると徳島空港は市街からわりと近い所にありますね。航空基地と共用になっているあたり、石川の小松空港みたいな雰囲気があります。

33局目 矢倉 (やくら) 簡易郵便局
国道沿いにあるのかと思いきや、一本東側に入り込んでます。
南側から来ると辛うじて見えますが、北から来るとどこから入っていいのか見当がつきません。
薄暗い局内から出ると時間は15時23分。
あと30分余りしかありませんが、まだまだ局数が稼げます。

 
34局目 恵美寿簡易郵便局
長原と同じく海沿いの集落にある簡易局。
完全に個人宅という佇まいで味わい深い。

37局目 鳴門斎田郵便局
岡崎局を出た時点で残り10分となり、鳴門局と斎田局の2局行けるんではないかと期待がでてきたので、車を走らすも全ての信号に引っかかってしまいました。
途中に鳴門局がありますが、大きな郵便局は待ちされるという経験則から、こちらの郵便局を先に訪問することに。
結果、なんとか時間内に収まりました。

実は思ったほど混んでなかった鳴門郵便局。
局内も駐車場も狭くて、ちょっとした集配局程度の大きさしかありません。

この日はここで終了。
鳴門北ICから西淡三原ICまで高速を使い、そこからひたすら県道を走破して、淡路ICでまた高速に乗るというセコい方法で帰りました。おかげさまで夜の10時に天理に着くまで一度も休憩なしで走り続けることになりました。


ここで各局の所要時間です。

今回は全部で38局となかなか凄い量の局数になりましたが特に最後の1時間は8局という記録的な局数を稼いでいたということに後で驚きました。
途中あまりにスムーズに進んだので印象が薄い感じになりましたが、結論としては徳島県の郵便局はスムーズに回れて気持ちよいぞということだけ申し上げておきます。

この日の通帳画像です


牛島局のハンコに書かれている絵はウシ・・・でしょうか。
若干キュビズムの入ったウシに見えます。


松茂局のコレは空港の飛行機と松並木だと思います。

そして鳴門斎田局のコレは魚と渦潮ですかね。
渦潮が洗面器のように見えますが。

どれもこれも想像力を膨らましてみないとわからないので面白いです。

2017年4月6日木曜日

忽那諸島局めぐりツアー募集締切です

2月から行っておりました、愛媛県の忽那(くつな)諸島をチャーター船で巡る企画は、定員の7名に達しましたので一旦募集を締め切りさせていただきます。

当初はこんな思いつきの企画で参加者なんて集まるのだろうかと本気で危惧していましたが、おかげさまでお声をかけて下さる方がいらっしゃましたので無事、開催に踏み出すことができました。

ということで募集告知の記事は一旦撤収いたします。
また、機会がありましたら次の企画も考えますのでよろしくお願いします。

ツアーの企画に踏み切るまでの流れや、企画内容についてはこちらの記事となります。