2016年12月24日土曜日

年末の計画と香川県の離島

年末年始、四国に出て行くところまでは決定していますが、年末休業の郵便局がルート上にあったりするとそのプランは中止になるので結構大変です。
徳島県はわりと年末大丈夫な簡易局が多いですが、高知方面に抜けようとすると沢谷簡易局が29日から5日まで休みだったりしてここのルートは無理で、室戸方面から抜けようとすると安芸市内の簡易局が年末休業という感じになってます。

愛媛は年末休業が多いので年末めぐるのは難しいところですが、香川県はわりと大丈夫とか、同じ四国でも地域によって休業の割合が違うのでよく調べてから出かけた方がよさそうです。

ということで、郵便局をまわる一環で香川県の離島へ渡るときの時刻表メモを記しておきます。

http://postal.kiramori.net/routemaker_map.php?id=10
地図をクリックするとマップを全体表示します!

◆ 大島
http://www.nhds.go.jp/~osima/shiptime.html
大島青松園という国立のハンセン病患者の療養施設がある島で、島へは国営の無料の連絡船が運航されている。ハンセン病施設関係者用の郵便局というと岡山県の木尾簡易局日出簡易局が思いつくがそれ以外にはあるだろうか。
【参考】 国立ハンセン病療養所一覧

大島にある千歳簡易局は今年の3月から一時閉鎖していたが11月より再開されている。

◇ 使用できる定期船ダイヤ
http://www.nhds.go.jp/~osima/timetable/H271109~.pdf
何本か使用可能な便の組み合わせは存在するが、島の滞在時間を最小限にとどめるのは朝のダイヤでいくのが望ましい。この島は療養所のほかに見るべきものはなさそうだ。
高松 9:10 ⇒ 大島 9:30 大島 10:30 ⇒ 高松 10:50
芸術祭会期中も特に増便はなかったらしい。逆に乗客が増えすぎて整理券のために半時間前から並ばないといけないなど渡航困難になるため、いくなら期間外の方がいいのではないか。
なお、郵便局の貯金窓口が15:00までのため第4便は使えない。第1便にしても、窓口が開くのが9:00ではなく10:00からとなっているので、渡ってすぐには訪局できない。


◆ 男木島・女木島
芸術祭などで有名になった2つの島。郵便局をまわるならどちらも一気に回ってしまわないといけない。夏になると増便がなされるが、これは高松と女木島の間だけであって、男木島をセットでとらえた場合、特に恩恵にはあずかれない。

◇ 使用できる定期船ダイヤ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/2108.html
ダイヤとしては朝と昼過ぎの便を使う2つのパターンが考えられる。

高松 8:00 ⇒ 女木 8:20 女木 10:20 ⇒ 男木 10:40 男木 11:00 ⇒ 高松 11:40
高松 14:00 ⇒ 男木 14:40 男木 15:00 ⇒ 女木 15:20 女木 17:20 ⇒ 高松 17:40

朝の便は9:00からの時間が2時間40分、昼過ぎの便は16:00まで2時間のロスになるので、陸地での時間を有効活用したいのであれば昼過ぎの便を使うのがよいと思う。

この島への渡航の問題は、船ではなく高松での駐車場の問題であって、これがたいへん料金がかかることが予想される。(車でいかなければいいという選択肢もあるが、14:00まで高松市内をまわっているわけだから当然車で乗り込むことになる)
こちらのサイトに島へ渡航するための情報が書かれていて、駐車場のことまで出ている。
県営の駐車場は玉藻町駐車場が25分100円。4時間近くとめるので大層な出費だ。しかもこの駐車場は上限料金とかないのだから島で宿泊するなら大変なことになる。もっと離れたところに民間のコインパーキングがあって、もし空いていたなら1日450円くらいで駐められる。しかし港までは非常に遠くなる。また、芸術祭期間は駐車場が満杯になることもしばしばなので、行くなら時期を外した方が良い。



http://postal.kiramori.net/routemaker_map.php?id=10
地図をクリックするとマップを全体表示します!


◆ 本島
http://www.city.marugame.lg.jp/useful/timetable/ship/
本島は丸亀から渡る船と岡山の児島から渡る船がある。
児島 6:25 ⇒ 本島 6:55 本島 10:05 ⇒ 児島 10:35
丸亀 7:40 ⇒ 本島 8:15 本島 9:40 ⇒ 丸亀 10:10
岡山から渡る船は日中の便がないので、局めぐりに使えるのはこの1便だけ。
そして丸亀からのダイヤは 本数が多いもののやはり局めぐりに使えそうなのは朝の1便。
(丸亀12:10発は島での滞在時間が5分しかないので無理)


◆ 広島 (讃岐広島)
http://www.pref.kagawa.lg.jp/chiiki/seto-island/detail/hiroshima/
主力産業が採石業という島
瀬戸内芸術祭では香川県内の離島が多く参加しているが、この島は関連していない。
船は丸亀港から広島江の浦港行きのものと広島経由で手島(てしま)行きのものがある。
手島は簡易郵便局があるが2007年から閉鎖したままで再開のめどはたっていない。

◇ 使用できる定期船ダイヤ
http://bisan-ferry.jp/kouro.html


    1: 丸亀 9:25 ⇒ 江の浦 10:10 (フェリー) 江の浦10:45 ⇒ 丸亀 11:06 (客船)
    2: 丸亀 11:10 ⇒ 江の浦 11:32 (客船) 江の浦12:50 ⇒ 丸亀 13:35 (フェリー・木曜は13:00発)
    3: 丸亀 14:10 ⇒ 江の浦 14:31 (客船) 江の浦16:40 ⇒ 丸亀 17:01 (客船)
    4: 丸亀 15:00 ⇒ 江の浦 15:45 (フェリー) 江の浦16:40 ⇒ 丸亀 17:01 (客船)

これらのうち3に関しては、帰りの便が4と同じになるので除外してもいい。
フェリーと客船で運行時間が倍以上違ってくるが、配船の具合によるものでどうにもならない。
4の15:00発の船に乗って最後の訪問局にするのが一番ロスの時間が少なくなる。
フェリーはこちらの改善計画の資料によると昭和63年進水のオンボロ船を永らく運用していたらしいが今の船は平成23年進水のもの、それにしても丸亀から45分もかかるのは遅すぎる。


◆ 高見島
http://www.pref.kagawa.lg.jp/seisaku/seto-island/detail/takamishima/
とくに観光的な見所もない人口40人の平和な島。郵便局がなかったら知ることもなかったかもしれない。ここは田代島みたいに猫がいっぱいいる島なのでマニアには人気とか。
航路は笠岡諸島から多度津までの海域を横断している三洋汽船がやっているもののほかに、個人事業主レベルで運行している便があるらしいが、今回は見つけることができなかった。たしか一日2便くらいで郵便局めぐりには使えなさそうなものであった。

◇ 使用できる定期船ダイヤ
http://www.sanyo-kisen.com/company13.html

多度津 9:05 ⇒ 高見島 9:30 高見島 10:25 ⇒ 多度津 10:50
多度津 14:00 ⇒ 高見島 14:25 高見島 15:50 ⇒ 多度津16:15

時間からいうと朝の便の一択はないかと思ったが、瀬戸内芸術祭の秋期開催中は増便も出ていて、11時台の船が行き来することも可能であった。さらには本島から高見島までの臨時客船も出ていた。こちらの便は粟島までもつなぐ素晴らしい臨時便だが、実際にシーズン中は客が多くて辟易しそうだ。あと、2016年秋期に臨時で出たというだけで次回も同じように運航されるかどうかはわからない。しかし、行くなら伊吹島も含めて芸術祭に乗っかった方が良いと思う。

◆ 粟島
詫間の沖に浮かぶ小さな島。須田という集落から船が出ていて、本数がわりと多い。
http://www.city.mitoyo.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=595

須田 9:05 ⇒ 粟島 9:20 粟島 9:30 ⇒ 須田 9:45
須田 10:45 ⇒ 粟島 11:00 粟島 11:15 ⇒ 須田11:30
須田 12:35 ⇒ 粟島 12:50 粟島 14:30 ⇒ 須田 14:45
須田 15:05 ⇒ 粟島 15:20 粟島 17:05 ⇒ 須田17:20

朝の2便は島の滞在時間が短い。郵便局は港のそばにあるし問題はない。
この島には粟島郵便局の旧局舎を使った建物まるごとが作品になっている『漂流郵便局』があり、島に行くならこれを見に行かない手はないと思うが営業時間を見てみると第2・4土曜の13:00-16:00というかなり限定的なものとなっているので、少なくとも平日に行くことはない (もしかすると芸術祭期間は連日開いているかもしれない)


◆ 伊吹島
観音寺(かんおんじ)港の果てにぽつんと浮かぶ小島。
市営定期船が運航されている。
http://www.city.kanonji.kagawa.jp/soshiki/14/423.html
到着時刻が書かれていなくて少々やる気のないサイトだが、所要時間は25分なので自分で計算しろということらしい。しかし、時刻を調べてみると郵便局めぐりをする者に対してはかなり厳しいダイヤとなっていた。朝に伊吹を出る便が9:00発、観音寺からの第3便は16:05着というのはあまりに厳しい仕打ちではないのか。別に定期船が郵便局の営業時間に合わせないといけないという論理はないが、しかし、これはあまりに鬼畜な時刻設定ではないかと思った。
使える便は以下の一つに限られる。

観音寺 11:20 ⇒ 伊吹島 11:45 伊吹島13:30 ⇒ 観音寺 13:55
局めぐりの途中で入ってくるので時間調整が難しい。
いっそのこと第3便で行って、ATMで貯金してごまかすか。

しかし、芸術祭の期間にはどうやら臨時便があったらしい。
http://setouchi-artfest.jp/access/west.html
2016秋期開催では以下の如く増便を利用してまわることができた。

観音寺 9:45 ⇒ 伊吹島 10:10 伊吹島10:30 ⇒ 観音寺 10:55

よって、伊吹島を回るなら芸術祭のときをねらった方がいいのではないかと思う。
次に開催されるのは少なくとも3年後になると思うが・・・。

【参考】島めぐり×アート「瀬戸内国際芸術祭2016」が凄すぎる!
https://retrip.jp/articles/52233/





ここまで書いておいて、年末に香川に行くかどうかは現時点で未定。
本当は高知の方に行きたいし、大晦日は土佐の海岸で流木でも拾いながら非生産的な日々を過ごしたい。
しかし、本当にどこへ行くのかは当日の朝にならないとわからないくらいの自由な予定で旅に出ます。


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