2017年2月12日日曜日

【局めぐり記】 牧之原・御前崎方面を往く


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日時 : 2017年1月13日
天気 : 晴れ

前日の出発直前まで広島方面に行く予定でしたが、天気予報で西日本が大雪になるということがわかったため急遽予定を変更して静岡にいくことになりました。
以前から静岡の御前崎方面を回るという計画があったので、今回はこれをもとに行動しています。

まず前日の夜に名古屋方面に向けて自宅を出発。
予想以上に時間がかかって、島田に着いた頃には夜の3時半。
結局、4時間ほどしか仮眠がとれない状態で一局目の郵便局に向けて出発することになりました。




 1局目 伊久美郵便局
この郵便局は島田市内にありますが、かなり北のはずれの辺境の土地にあるため訪問する機会が訪れないまま、ずっとここだけ孤立した形で残ってました。
以前ここから廃止になった藤枝蔵田郵便局の方まで抜けたことがありますが、けっこうしんどい距離があります。
さて、この日は8時くらいに動き出したので、余裕で9時前に到着して開店と同時に局内へなだれ込むことができました。これは幸先のいいことですね。
なお、この郵便局のまわりは限界集落といってもいいような土地ですが、集配局なのでしばらくは廃止されることはないでしょう。


湯日簡易郵便局


伊久美から島田市街を抜けて次に目指すは初倉郵便局。けっこう距離があります。
途中に 2009年に移転再開した湯日(ゆい)簡易局があるので撮影に寄ってみました。
この郵便局は貯金業務を取り扱わない状態で先行で復活した簡易局ですが、あれから7年たっているというのに貯金を始めるような動きはありません。県内にはこういう状態のものに西方簡易、大津簡易などがありまして、おそらくもう貯金を扱う気もないというのがわかります。せめて写真だけはとっておきたいと思います。




2局目 初倉郵便局
島田市の南の方、田圃の中にある郵便局。今でも現役の集配局です。
この郵便局についたのがだいたい9時52分くらいだと思うので、予想より時間がかかりました。
ここの女性局員さんには通帳を見るなり 「伊久美郵便局に行ってきたんですか!?」 と言われました。どうやら地元の人にとってもあそこは相当に辺境扱いされているようです。




5局目 牧之原郵便局
この辺りは市町村合併で牧之原市という名前に変わりましたが、郵便局はずっと前からこの名前です。特に市の中心部ということもなく集配局ですらありません。
もともと丘陵地を開墾して拓いた新しい土地なので、区画がキレイに整った工業団地みたいなところの一角にあります。
今回の局めぐりの行動計画はかなり綿密に計画がされていて、牧ノ原台地の周囲にパラパラと散らばる郵便局をすべて余すところ無く訪れるために南北にジグザグの動きを取ります。
ここまで西に向かってきたのを今度は南に向かっていき、また南端の相良から北に折り返して牧之原の方まで引き返してきます。ここら辺の台地の地形を見るに、東西に動くより、南北に動いた方が自然ではないかと思います。




8局目 浜岡北原簡易郵便局
相良(さがら)郵便局の裏門を抜けて、そのまま住宅街をつっきって裏山を登っていくとやがて丘陵を越えて北原の集落にたどり着きます。 この辺りは日本国内でも珍しい油田があるという土地で、新潟県の出雲崎の方なども油田が多いですが、だいたい同じような地質・地形なんだと思います。

郵便局のある所は御前崎市ですが、道の向かい側は牧之原市。境界線ギリギリの郵便局です。
局内には先客が居たので5分くらいかかって処理を終えました。
この郵便局は実はかつては上朝比奈郵便局という特定局でしたが昭和61年に廃止となってこの簡易郵便局が引き継ぐことになりました。局長の女性の話では、簡易局ができた当初は特定局時代の局舎を使っていたということ、そしてしばらくしてから局の建て替えを行ったということでした。なお、局長さんのお母様が先代の局長だったようで、2代続けてやっているようです。




10局目 小笠丹野簡易郵便局
川上から県道を北上しているうちにうっかり集落へ向かう道路に入り忘れてしまい、ちょっと遠回りしてしまいました。この郵便局は外観からはなかなか郵便局だと判別しにくいところで、唯一ポストがあることだけが目印となっています。
公民館の玄関を開けてみるまで本当に営業しているのかわからずドキドキしましたが、ちゃんとやってました。公民館は靴を脱いであがるような所ですが、郵便局の窓口は靴を脱がなくてもオーケーです。
2004年に移転しているので、移転前はどこにあったのかと局長の女性に訊きましたが、いまいちわからないとの返事。最近赴任されたばかりで、しかも近所にお住まいではないのだろうと思います。
局を出て撮影をしていたところ、局長さんが表まで出てきて、移転前の建物は今と同じ公民館の施設で、もうすでに取り壊されているだろうというようなことを伝えてくださいました。
しかし、結局どこにあったのかということまで特定はできせんでした。



11局目 牛渕簡易郵便局
丘陵に挟まれた静かな田園地帯を進んでいくと農協の建物が売りに出されていました。
わりと新しい建物なのに撤退してしまい、誰も買い手がないので取り残されています。
そしてしばらく進むと公民館があり、その向かいの民家が郵便局を受託しています。
かつてはこの向いの公民館に郵便局があったのが、いつかのタイミングで今のお宅に移ったようです。


13局目 菊川駅前郵便局
東海道線菊川駅のすぐ近くにあります。
車だと局前の道路に進入できないので、西側から回り込んで、局の裏手の駐車場に止めることになります。12局目の河城局で局内には菊川町の町史が置いてあり、そこで読んだことによるとこの郵便局は20年くらい前に移転しているようでした。
局長さんに詳しいことを訊くと、「その頃はまだここにいなかったが・・・」 と前置きして、局の外までわざわざ出てきてもらい、局の裏手からまっすぐ進んだ先の建物を指さしてくれました。


菊川駅前郵便局旧局舎


さて、ここからはまた南方向に舵を取って御前崎方面に向かうことにします。
ここから先、何局か続きますが、特に目新しい要素はないのでカットします。



18局目 新野簡易郵便局
2007年の閉鎖まで農協がやっていたため貯金の取扱のない郵便局でした。
2010年に移転再開し、翌年より貯金も扱うようになり、局めぐりの対象となりました。まず、農協の方に撮影をしにいきましたが、観光案内所のようなものに変化していました。移転した郵便局はもう少し南にあるのでそちらへ向かうと、いつの間にか通り過ぎてしまっていたのでまたも同じ道を引き返し。どうやらこの郵便局らしからぬ建物のせいで通り過ぎてしまったようです。
局内も完全にログハウスで、黄色い外壁と、テラスのある造りからサーフショップか何かのようにも見えてしまいます。
局員さんは若い男性で、自分より年下という感じですが、特にサーファー感はありませんし、山小屋主人風でもありません。あまり慣れていないのか処理に時間がかかりました。



19局目 浜岡小泉簡易郵便局
新野からは東に向かってズンズン進む。小泉局のあるあたりは下朝比奈という地区で、浜岡北原簡易郵便局のあった上朝比奈とは対を成しているようですが、こちらは元特定局とかではありません。新野と同じく2007年までは農協受託で貯金の取扱はありませんでした。

局舎前には自動車整備工場や食品工場が建ち並び、局の駐車場も関係者の車が駐まっています。局内は何かの事務所の居抜きを使っている感じがプンプンとしています。
撤退した農協から受け継がれたものなのか、壁には昔この辺りを写した航空写真の大きなパネルが展示してありました。その農協も今では跡形もありません。



20局目 比木簡易郵便局
なんと3連続で同じような境遇を辿っているので繰り返しみたいになりますが、こちらも2007年まで農協の営業で貯金無くて2010年から新しい所で経営されています。こちらの郵便局はなんとペット用品の専門店に付随するような形で営業してます。
以前郵便局だった農協は今どうなっているのかというと、建物は消え失せて太陽光発電所になっていました。この辺りは農業が盛んな土地ですが、農協はガンガン撤退しているし、農地は生産性を高めようと努力した結果、農作よりも太陽光発電をした方がマシという結論になってしまったのか、至る所で太陽光パネルが立ち並んでいます。ほかにも風力発電や原発もあるので、発電そのものが盛んな土地なんでしょう。



22局目 御前崎郵便局
ここがよく台風情報で有名な御前崎近くの郵便局です。
近いと行っても、けっこう離れているので目に見える範囲に最果て感みたいなものはありません。
郵便局は 10年前に集配業務が無くなっていますが、未だに局内に区分用の棚が残されています。この局内の雰囲気とかちょっと昔懐かしい集配局の香りがするのでちょっとワクワクしました。


23局目 白羽(しろは)簡易郵便局
ここもまた元農協で、移転後に貯金をやりだした局です。
農協時代は今の位置よりもずっと東側にありました。
今の建物はかなり年季が入っていて、古くから郵便局を経営されていたような貫禄があります。




こちらは2015年4月より一時閉鎖状態になっている浜岡塩原簡易郵便局です。
2008年に再開されましたが、運営がうまくいかなかったのか既に契約を終了しています。
もともと農協受託なので、貯金の取扱はなく、再開後も貯金業務が開始されることはありませんでした。なので元から局めぐりの対象ではないのですが、今後再開されることがあったら、またこの1局のために来ないといけなくなります。でも、積極的な募集活動のない東海地区の状況から見るに、今後再開があるようには思えません。



31局目 福田豊浜郵便局
というわけで、途中の郵便局については特に書くこともないので、後半はすっ飛ばしましたが、ここでこの日の局めぐりは終了。
わりと最後は時間に余裕のある形で終わることができました。


さて、無事に局めぐりを終えたところで各郵便局を撮影した時間をまとめてみました。

こうして見ると午前中の動きが低調なわりに午後からの動きの軽さはハンパないですね。
特に、最後の一時間は6局も回っていたようです。
このあたりの海辺の郵便局は立地がわかりやすく、道路も混雑しないのでスムーズな局巡りができると思います。というより全線において道路状況は良いのでドライブがてらに局めぐりをするにはうってつけのエリアではないかと思います。実際の所、観光地としては特に見所のある場所はないので、局を巡ることだけに集中できるでしょう。



最後までお読み下さりありがとうございました。


2017年2月3日金曜日

移転する黒田郵便局

最近、亀山方面から戻ってくる途中に国道306号を走っていたところ、国道から少し入ったところに新しい郵便局の看板が立っているのを発見しました。

まだ局名のところがマスキングされていますが、位置から言って黒田郵便局の新局舎に間違いないです。
現局舎は小学校近くの田圃に面したところにポツんと建っていますが、新局舎は国道近くになって通りがかりのお客さんも利用しやすくなりそうですね。

今どきよく見かけるタイプのプレハブみたいな局舎です。
すでに建物はできあがっているので内装工事と駐車場の舗装が終わればもう移転できそうですが、今のところ告示に掲載されていないので、4月頃になるでしょうか。

入口に掲げてある公示許可の看板を見ると4月の日付が書かれていますが、よく見ると2016年。
ということは、去年の4月からずっと工事をしてたということなんでしょうか。
いずれにしても終わりの日付は書いていないのでいつできあがるのかよく分かりません。

近隣の移転や改築した郵便局はこまめに撮影していく方針なので、また完成した頃に撮影に来ようと思います。


ところで、以前とりあげた長期閉鎖の簡易局の整理状況ですが、3月にかけても毎月1日に恒例行事で廃止がされるようなので、あれから随分と整理が進んだように思います、

とりあえず最近は9年以上閉鎖している郵便局が廃止対象になっているので、今後これが廃止の目途を判定するラインになりそうです。


追記: 黒田局移転については 3/21 に移転することが正式発表されました。
http://www.post.japanpost.jp/notification/storeinformation/detail/index.php?id=3059

2017年1月17日火曜日

【局めぐり記】 四万十川源流から河口の中村へ


この局めぐり記は12月30日に高知県内をまわったときの記録です。

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前日の局めぐりの結果についてはこちらの記事の通り。
高知市内から須崎市内に移動し、道の駅すさきという所で仮眠を取った。
須崎市については2年前の年末に訪れたことがあるのでこれが2回目となる。

今回一局目として目指す興津は須崎から30キロぐらい先にあるが、高知自動車道は須崎西から先が無料となっており、8:00頃に出発したので、これなら余裕だうろうと思っていた。ところが実際には窪川から先の道のりがすごく遠くて、30キロどころではなかったのだ (実際には40キロ近くある)

さらに今回の旅は腹痛に悩まされることが多く、この日も朝から腹が痛くて堪らなくなった。



興津の集落は太平洋に面した集落で、町の中心である窪川から直線で8キロ、実際の道のりは18キロになり、直線距離と道のりが大きく乖離していることがわかる。

最初に高知県南部の地図を拡げてみたときに、ここを一局目にするしかないと思ったので、今回はこれをベースにして経路を決定した。

高速を下りて、国道から興津方面に分岐する県道に入ったところで、興津まで17キロと書かれていて、その時点で9:00までに間に合うかどうか怪しいと思ったが、とにかく今はそんなことよりも腹が痛いのを何とかしなくてはならないので。興津までひたすら前進することにした。海辺にはだいたい公衆便所があるからである。

上の写真は、峠のトンネルを抜けたところにある見晴台からの風景。
標高290M前後ある峠から一気に海抜0まで下りていくので、上から見下ろした景色は鳥瞰図のようになる。朝日の方向を向いているのであまりうまく撮れなかったが、日中はかなりいい景気になると思われる。しかし、実際には景色を楽しむ余裕はなかった。
ここから道路は激しく蛇行を繰り返し海辺までずんずんと下っていく。道はそれほど狭いというわけでもないが、カーブが連続するので中央線をはみ出た対向車が次々と襲ってくる。興津からの通勤者は毎日こんな道を通って大変だと思う。


1局目 興津郵便局
興津の集落は漁村というよりも海辺の湿地帯みたいなところで、漁港は東の隅っこの方にあり、郵便局はそこへ至る道の途中、集落でもかなり外れたところにあった。
郵便局は鉄筋コンクリート平屋建て、見た感じ元集配局ではないかと思ったが、全くそんなことはなかった (この辺の集配はかつては東又局がやっていた) 朝日が当たらない位置にあるので薄暗くてジメジメしている。ここには結局9:02くらいに到着しているが、有り難いことに局の向いにトイレがあったのでそっちの方へ先ず飛び込んだ。個室の壁一面にくたびれた感じの花の写真が貼り詰められていたのが印象的だった。

ちなみに興津は天然の良港を持っていて漁業も有名だが近年はミョウガの栽培で稼いでいるらしい。地名の由来は「沖の津」から来たのではなくて、江戸時代に4つの村から成立していたので與津村(よつむら)と呼んでいたのを昭和23年になって興津村に字を変えて、読み方もこれに合わせてついでに変えてしまったとのこと。4つあったうちの2つの村は既に海に沈んでしまったというからここら辺の地殻変動の激しさは凄いものがある。

http://maps.gsi.go.jp/#15/33.174485/133.207984/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0
クリックすると国土地理院の地図がでます

興津から東又にかけてのルートを地形図で見るとこんな感じになっている。
興津の集落の出入口はこの道一本しかないというという完全な行き止まり集落である。海岸伝いの道路は、戦前の地図などを見ると描かれたりするが、今は徒歩でもいけるかどうか怪しい。
ついさっきここまで来るのにやってきた道をまた引き返すと思うと気分的につらいが、始点局にしたので、往路を時間外にすることができるのは魅力的だ。
すっかり腹も癒えたので、今度は勢いよくアクセルを踏み込み東又に向かうことにした。

2局目 東又郵便局までは結局20分近くかかった。
ここが標高240mなので、それだけの坂をいまさっき登ってきたのに、次でまた海まで下りることになる。自転車で来ていたら気分が悪くなりそうなコースだ。


3局目 志和郵便局
東又から志和へ至る道もヘアピンカーブが連続したキツい道で、眼下に集落が見えているのにもかかわらずなかなか着かないようになっている。
局舎は興津と同じようにコンクリート製のものだが、こちらも元集配局であったわけではない。かつては東又がやっていたはずだが、今は窪川郵便局の方から集配に来ている。

この集落は車を出た瞬間からあまりの臭気に驚いた。海辺の町なのに下肥の臭いが充満している。ここら辺に温室などないから畑に撒いた肥料が原因と思えないが、しかし実際に町じゅう凄まじい糞尿の香りが漂っているのであった。


朝だからなのか、郵便局のまわりには人がぼちぼち歩いていたりする。
一通り局舎の撮影が終わって、立ち去ろうとしていると、そんな朝の人の流れの中から凄まじい風貌のばあさんが現れた。
あまりに一瞬のことなので違和感に気づくまで少しタイムラグが生じてしまったが、頭髪が灰色に染め抜かれ、盛りに盛った髪の毛がペガサス昇天盛りみたいになっていた。
付近の人は誰も気にしていないのでここら辺ではごくありふれた光景なのかもしれない。
とにもかくも記念撮影。しかし怖すぎて近づくことはできなかった。頭部をでかく見せるという行為は動物にとっては「威嚇」に他ならないからだ。


2017年1月15日日曜日

【局めぐり記】 高知県大豊町から高知市へ

この局めぐり記は12月29日に高知県内をまわったときの記録です。

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前日は午後3時に家を出て、途中寄り道しながら徳島市に着いたのが夜の10時。そこから吉野川沿いにのらりくらりと遡上を行い阿波池田に到着したのが深夜の1時。
町外れにある静かな運動場で仮眠を取った。
翌朝起きてみると気温が-1℃になっており、朝から霜取りの作業を行わなくてはならなかった。

今回のルートは徳島県から高知県に入った直後の大豊町からスタートとなる。
徳島連側の祖谷渓(いやだに)や大歩危(おおぼけ)の辺りは2010年に全て回っているため、今回は県境を挟んで高知県側の西峰局から出発となる。

 
途中、局舎を新しくしたという出合簡易郵便局に寄った。
この郵便局は2013年まで直営の郵便局だったが、簡易局に格下げしてしまった郵便局だ。しばらくは年季の入った木造モルタル2階建の建物を使っていたが、昨年辺りに建物を新築したらしいと聞いていた。写真の建物は旧局舎の北側の敷地に新築されたもので、かつての局舎は跡形もなくなっていた。
あと、2012年に旧役場施設に移転した東祖谷郵便局の撮影もしておきかったが、こちらに寄っていると1時間以上ロスしてしまうので今回は寄らなかった。


1局目 西峰郵便局
豊永駅の分岐から国道32号線を離れて10キロの山あいに入った所に存在する。
ここが高知県の北部で奥まったところにあるので、もしかすると他にもここからスタートした経験のある人がいるかもしれない。
局には9:00前には到着していたが局内に入るとすでに先客が居た。そして処理をしている間も続々とお客さんが入ってくる。ここの局長さんは親切にも遠くからやってきた私におみやげを持たせてくれるとのことで、奥から金ピカの丸ポスト型貯金箱を出してきてくれた。今の今まで局を回ってきて貯金箱をもらったことなんて初めてのことだった。 ありがとうございます。



標高560Mに達する西峰集落。
四国山地の嶮しい山にへばり付くように帯状の集落がずっと奥の方まで続いている。四国の山々はどこまで行っても人が棲んでいるという印象がある。
ここから東豊永までは道が悪くて、車のすれ違いが困難な山道が7キロ近くも続く。


2局目 東豊永郵便局
この郵便局自体に特にエピソードはないが、この局に辿り着く直前に急に腹の調子が悪くなり、東豊永の集落に近づいたころにはもう我慢のできない状態に陥っていた。なぜか今回の旅では朝と夜に腹痛に見舞われることが多く、この日も2局目からいきなりの緊急事態となった。
このあたりの道路はバイパス道が開通していて、何も考えずに走っていると郵便局のある通りに入ることなく通過してしまうのだが、トンネルの手前で脇道に入り、橋を渡ることによって集落内にアプローチすることができる。とりあえず川の向こうにはガソリンスタンドが見えるから、そこでトイレを貸してもらおうと必死の思いだった。ところが橋の所まで下りてみると何らかの事情で全面通行止となっておりこの時点でもう限界寸前だったので思わず悲鳴が漏れ出てしまった。

結局、バイパスを引き返して2キロくらい遠回りして川の反対側までたどり着いた。 必死だった。

ガソリンスタンドは、給油所というよりも個人商店の庭先にポンプがあるだけというものだった。
車を横付けしたところで都会のスタンドみたいに店員が威勢よく飛び出してくることはないので、商店の中に入って、カウンターにいるおばさんにお願いして給油してもらった。そして、その間にトイレに籠もって何とか今回の事態をやり過ごすことに成功した。
ガソリンはもともと尽きそうだったのでついでに給油も行えてとりあえずめでたしめでたし。
ちなみにガソリンはこの時、地元では1リッター120円。こちらに来ると130円を超える。
高知県というのは全国的に見てもガソリンは高いのである。
徳島県はやや安いが、2円程度のことで、高知県は南に行くほど高くなって土佐清水辺りまでいくと135円を超えたりするのでこの先大変なことになる。


3局目 大久保郵便局
国道32号線沿いにあるのでとても分かりやすい。
山奥にある小さな郵便局にもかかわらず見た目とてもモダンな感じの外観になっている。そして、局内の雰囲気も実に素敵なので気に入ってしまった。
局の窓口の空間部分が2階へ突抜けになっていて、壁伝いに2階へと上がる階段もこの空間から見える形で配置されている。2階部分はちょうどロフトのように事務室の上に迫り出している。
まるで喫茶店みたいなモダンな建築だ。

階段一つをとっても客から見えるようになっているから、これは明らかにデザインとして意識した配置になっているし、窓から注ぎ込む陽の光が窓口を照らしていてとても印象的であった。
局長の話によると昭和45年の建築で、鉄筋コンクリート造だそうである。
それほど古い建物というわけではないが、局舎の前面にサッシを広く取ったり、縦長の窓を配置するのは戦後直後の公共建築で流行ったスタイルであった。


2017年1月9日月曜日

あけましておめでとうございます。

遅れましたが、新年あけましておめでとうございます。

年末年始はほとんど旅に出ていたのでバタバタしていましたが、年始も仕事が重なりサイトを更新している余裕はないような状態でした。

おかげさまでサイトの方はある程度訪問している人がいるみたいで、レンタルサーバで割り当てられている月の転送制限容量を9割くらい食っていますが、ようするにこれ以上訪問者が増えるとサイトがパンクするらしいです。


さて、今年もマイペースに活動してまいりますが、今年から月に2日ほど土日出勤の当番があるので、代休を使って月に2日か3日くらいのペースを回っていけるだろうと思います。
いずれにしても8000局までいけるかどうか勝負の年になると思います。

【局めぐり記】 上州水上から前橋市内へ


この局めぐり記は11月4日に群馬県内をまわったときの記録です。

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前日は長野県の伊那盆地の方からひたすら夜中に北上を続けて山中盆地というところまで辿り着き仮眠を取った。ここは長野県上田市から群馬県沼田市に抜ける道路の途上にあって、山の中に小さな庭のような盆地が広がっている。

今回群馬県を選んだのにはいろいろと理由があるが、それは郵便局を回るのとははあまり関係がなくて、詳しくはまた機会があったら書こうと思うが、とにかくせっかくの休みなので遠出することにしたのだった。



山中盆地から沼田方面へ駆け下りていく道の途中に広がるのはリンゴ畑と段々畑。
この日は一日中、ずっと快晴で絶好の局めぐり日和となった。


沼田のあたりではそうでもなかったが、湯桧曽から藤原方面の道路をあがっていくと山はすっかり紅葉が始まっていた。

本日1局目となる水上藤原郵便局には8:45頃に到着した。
普段あまりにも朝の動きがトロいので、9:00に間に合うことはほとんど無いので奇跡といえる。
それで、少し余裕があるので郵便局から坂道を登っていった先、雲越家住宅のある辺りまで行って、ポストの撮影をしてから再び郵便局のある所まで戻ってきた。



1局目 水上藤原郵便局
群馬県の北の、どんづまりのような集落にあるわりに局舎の風情は特にない。
郵便局としてはけっこう歴史があると思ったが、開局は昭和13年だと町史には書いてあった。
ここからさっきやって来た道を引き返して湯檜曽(ゆびそ)局へと向かう。距離は2局目にして13キロもある。


2局目 湯檜曽郵便局
上越線の湯檜曽駅のすぐそばにあって大変わかりやすい立地になっている。
ここは地名のさすとおり温泉のある町だが、郵便局はその温泉街よりも下手に存在しているため、あまりそういった雰囲気は感じられなかった。かつての郵便局はその温泉街の方にあったらしい。しかし、あとでストリートビューで見た感じでは建物は残っていないし、町並みもけっこう寂れた感じがした。


ちなみにこれが郵便局のすぐそばにある湯桧曽駅である。
建物が便所みたいなものしかなくて、たいへん心細い駅になってしまった。
かつては土合駅と同じような大きな切妻のコンクリート製局舎があったらしいが既にその面影は無かった。この駅もかつてはもう少し上流の方にあり、しかもかなりの高所に立地していたらしい。くわしいルポが紹介されているので興味がある人は見られたし。
廃駅のホームに至る長大な漆黒の回廊は奇跡的にかつてのホーム跡へと繋がっているとのこと。